ファイナンシャルプラン

保険は不要?選ぶときに考えるべき3つのポイント

Mさん

よく「保険は不要」って言葉を目にします…
保険って本当に不要なんでしょうか?

ゆいあん

Mさん、こんにちは!

まず、保険が必要かどうかは、ライフプランによって異なります
保険に対して、”何の””どんな”リスクを補填していくのか、で方法が変わるためです!

今回は、”保険が必要かどうか”、”保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント”について、解説していきますね!

Mさん

ぜひ、お願いします!
私にあった保険選びの参考にさせていただきます!

保険は不要

あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

僕たちが住む日本という国において、この”保険”は切っても切れないものとなっています。
実際、

生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は88.7%と前回調査とほぼ同水準
(平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行))

出典:生命保険文化センター『生命保険に関する全国実態調査

とあるように日本人の9割近くは何かしらの保険に加入しているのが現状です。

一方で、「保険は不要」という意見もよく耳にします。

この記事では、そんな”保険が必要かどうか”という議論に対して、僕なりの意見を解説します。
そのうえで”保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント”についても触れていきたいと思います!

ぜひ、この記事を読み終えた後に、あなたに”保険は必要なのか”を考えてみてくださいね!

保険が必要かどうかは、あなたのライフプランによって異なる

早速結論ですが、僕は保険が必要かどうかは、あなたのライフプランによって異なる”と考えています。

この結論に対して、次の順に解説していきます。

・”保険”という制度の主旨について
・保険で備えられるリスクについて
・あなたが考えるべきリスクについて

実際に、本業で保険会社に勤めている僕だからこそお伝えできることもあるかなと思います。

もちろん、「この意見が正しい」という訳でありませんので、一意見として読んでくださいね!

保険=あなたの日常に潜むリスクに備える制度

まず、”保険”という制度の主旨についてですが、

保険=あなたの日常に潜むリスクに備える制度

となります。

たとえば、保険のなかでも医療保険は、日本の公的医療保険制度の補完的な役割として機能しています。

病気やケガは、起こる可能性が決してないとは言い切れない日常のリスクといえますよね?
そんなリスクが起こってしまった際に想像以上の負担からあなたを守る機能を担っているのが医療保険です。

他の保険についてもそれぞれのリスクを備えることができます。

まずは、この”保険”という制度の主旨について、理解しておきましょう。

保険で備えることができるリスクはさまざま

では、保険で備えられるリスクはどのようなものがあるのか。

結論として、日常のありとあらゆるリスクについて備えることができます。

保険には、大きく生命保険損害保険に分かれます。

生命保険は、とくに人の生命や身体そのもののリスクに関わる保険ですが、たとえば死亡保険や医療保険、介護保険やがん保険、貯蓄保険などが挙げられます。
人の生命や身体そのもののリスクといっても、その人の状況や目的によってリスクは異なります

一方、損害保険は、偶然の事故によって人のモノや身体そのものの一部などが損失するリスクに関わる保険であり、たとえば自動車保険や火災保険、地震保険や海外旅行保険などが挙げられます。
損害保険では、モノも含めたリスクに対する保険であるため、補償対象や目的が無数にあり、そのリスクは広範です。

このように保険で備えられるリスクは、無数にあります

あなたにとって重要なリスクに保険を備えるべき

保険”の制度主旨広範にわたるリスクについて解説してきました。

これらを踏まえたうえで、”保険が必要かどうかは、あなたのライフプランによって異なる”と考えています。
さらにいえば、あなたにとって重要だと思うリスクに対して備えるべきです。

先ほども解説したように、僕たちに関わるリスクは無数にあります。
しかし、僕たちはすべてのリスクに備えることはできません。
そのため、リスクを”選び”、保険を決めていかなければならないのです。

次からは、”保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント”について解説していきます。

保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント

ここからは”保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント”について解説していきます。

僕が思う3つのポイントは次のとおりです。

・あなたの”何の””どんな”リスクに備えるか
・保険料・掛金はあなたの不可にならないか
・保険以外の手段で対応できないか

2,000人近くのファイナンシャルプラン(資産形成)に携わったことがあり、それらの経験から考えついた1つの答えだと考えています。

ぜひ、保険で悩まれていれば、参考にしてみてください!

あなたの”何の””どんな”リスクに備えるか

1つ目のポイントは、その保険であなたの”何の””どんな”リスクに備えるかです。

先ほども解説したようにリスクは無数にありますが、あなたが保険に掛けられるお金は無限にありません

そのため、

・あなたが”何の”リスクであると考え、
・”どんな”リスクに備えていきたいのか

明確にする必要があります

保険に限った話ではありませんが、よく”目的”と”手段”を誤っている方が多いです。

保険においても、この”目的”と”手段”を誤らないように選ぶ必要があります

保険料・掛金はあなたの負荷にならないか

2つ目のポイントは、その保険の保険料・掛金はあなたの負荷にならないかです。

無理をしてまで保険でリスクに備える必要はありません。

保険料・掛金は月々の支払いでみれば大きくはありませんが、積み重ねばかなり大きな支出となります
その点も踏まえて、適切な保険を選ぶことが必要です

あなたのファイナンシャルプランと向き合って、あなたの負荷にならないよう保険を選ぶ必要がありますね

保険以外の手段で対応できないか

3つ目のポイントは、備えたいリスクが保険以外の手段で対応できないかです。

保険以外にもあなたの貯蓄で賄えたり、投資をすることで事足りる場合もあります。
とくに貯蓄や資産運用を目的で保険を検討している場合は、このポイントは重要です。

貯蓄や資産運用の場合、運用したときのリスクとリターンを考える必要性があります。
保険は、株式や投資信託と比べればリスクは低く、その分リターンも高くはありません。
あなたが”どのようにお金を増やしていきたいのか”の兼ね合いで運用していくべきだと考えます。

貯蓄や資産運用以外にもこのように”保険以外の手段で対応できないかを考える場面はいくらでも考えられます

その際に、あなたが納得できるようにこのポイントを考え、保険を選ぶ必要があります

まずは”あなた自身”を知ることが大切

保険を選ぶときの考えるべき3つのポイントを解説しましたが、これらを考える前にまずは”あなた自身”を知ることも大切になります。

あなたの

「あなたがどのように生きたいのか?」
「あなたはどんなことをやりたいのか?」

という夢や目標を実現するための1つの”手段”として保険はあります。

”手段”よりも”目的”を先に考えるほうが、選ぶべき選択を誤りにくくなります。

そのためにもまずは”あなた自身”を知ることに専念していきましょう。
向き合うための手段として、ライフプラン表を作ることもおすすめです!

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まとめ

この記事では、”保険が必要かどうか”という議論に対して、僕なりの意見に触れ、
そのうえで”保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント”についても解説していきました

保険は、あなたのライフプランを豊かにするための”手段”の1つです。

ただ、必ずしも全員にとって必要であるとは限りません

「みんなが保険に入っているから」
ネットに保険は要らないって書いてたから」

そんな思考停止であなた自身の可能性を狭めていくのはやめましょう。

この機会にぜひ”保険”と向き合うことをおすすめします!

まとめ

保険は必要なのかどうか?
➡︎あなたのライフプランによって異なるため、一概にはいえない

保険を選ぶときに考えるべき3つのポイント
・あなたの”何の””どんな”リスクに備えるか
・保険料・掛金はあなたの負担にならないか
・保険以外の手段で対応できないか
➡︎この3つのポイントも重要であるが、まずは”あなた自身”を知ることが大切